[6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が6日発表した第1・四半期の上級銀行融資担当者調査(SLOOS)によると、米国で商工業と家計の借り入れ需要がいずれも弱まっていることが分かった。

市場関係者からは、FRBが高金利をより長く維持する可能性を示唆する中で、多くの企業や消費者は金融環境に逆風が吹いていると感じていて、今後の経済活動低下につながる恐れがあるとの見方が出ている。

商工業融資の基準を厳格化したと答えた大手行と中堅行の割合は差し引き15.6%と、昨年第4・四半期の14.5%から上昇した。

家計向けでは自動車ローンの基準を厳格化した銀行の割合が上がった一方、クレジットカードなどのローン基準を厳しくした銀行の割合は低下した。