Olesya Astakhova

[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのノバク副首相は29日、第2・四半期は石油の輸出よりも生産の削減に重点を置くことを決めていると表明した。石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含めた非OPEC加盟国でつくる「OPECプラス」内で、減産を均等化することが目的だとしている。

ロシアは今月、一部のOPECプラス諸国と協調する形で、第2・四半期中に石油の生産と輸出を日量47万1000バレル減らす方針を示していた。ただ4月から6月にかけて、輸出削減幅は徐々に縮小していく計画だ。

ノバク氏は、さらなる生産削減はOPECプラスの減産協定において全ての国が等しく貢献するための措置だと説明した。

ロシアは第1・四半期に日量50万バレルの原油と燃料の輸出を削減してきた。