Ben Blanchard

[台北 3日 ロイター] - 台湾国防部(国防省)は3日、中国軍機14機が台湾海峡の中間線を越え、台湾北部の海軍基地がある基隆まで41カイリ(76キロ)まで近づいたと発表した。

国防部は2日、中国が台湾周辺で今週2回目の「共同戦闘即応パトロール」を実施したと指摘していた。

一方、中国人民解放軍東部戦区司令部は2日、SNS(交流サイト)で画像を公開し、実戦上陸訓練を実施する艦船と説明した。時期や場所は明らかにしなかったが「上陸部隊の前衛は常に戦闘態勢にある」とコメントした。

台湾の安全保障トップの蔡明彦・国家安全局長は1日、頼清徳氏が新総統に就任する20日以降、中国が軍事演習を実施する可能性を警戒していると述べている。