[イスラマバード 22日 ロイター] - イランのライシ大統領は22日、3日間のパキスタン訪問を開始した。シャリフ首相と共に、両国間の貿易額を今後5年間で年間100億ドルに押し上げる目標を打ち出した。

パキスタン首相府が両首脳の共同会見後に声明を出した。両国は今年に入って互いの領土を攻撃し合い緊張が高まっていたが、関係修復に動いている。

また、「テロの脅威を含む共通の課題に対する共同アプローチを協力して確立することでも合意した」とした。

パキスタンのメディア「ビジネス・レコーダー」によると、昨年の両国間の貿易額は20億ドル超だった。

シャリフ氏は会見で、イランがパレスチナ自治区ガザの人道状況に強い姿勢で臨んでいると称賛し、ガザにおける敵対行為の即時停止を訴えた。イスラム諸国が団結し、紛争終結のために声を上げるよう呼びかけた。