[パリ 6日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は6日、中国の習近平国家主席がブランデーの一種であるコニャックの反ダンピング(不当廉売)調査に「オープンな姿勢」を示したとして、謝意を表した。

マクロン氏はパリを訪問中の習氏との共同記者会見で、「習氏がコニャックに関する暫定措置に開かれた姿勢を示し、その導入を望まないとの意向に感謝する」と述べ、フランスは自国製品が引き続き中国市場にアクセスできるよう希望すると語った。

フランスの外交筋はロイターに、中国は調査が終了するまでフランス産コニャックに税や関税を課さないだろうと語った。

中国は1月、欧州連合(EU)から輸入されたブランデーに対する反ダンピング調査を開始。これについて一部に、中国製電気自動車(EV)を巡るEUの調査への対抗措置との見方がある。