Hadeel Al Sayegh

[ドバイ 7日 ロイター] - サウジアラビア国有石油会社サウジアラムコは7日、第1・四半期決算が14%の減益だったと発表したが、310億ドルの配当金を支払うとの見通しを示した。

サウジ政府はアラムコ株の約82.2%を直接保有。同社からの配当金、ロイヤルティー、税金の支払いに大きく依存している。

第1・四半期の基本配当は計203億ドル。第2・四半期に108億ドルの業績連動型配当を支払う。

2024年の配当総額は1243億ドル、うち431億ドルは業績連動型配当になる見通しという。

第1・四半期の純利益は14%減の273億ドル。市場予想と一致した。原油価格の下落と原油販売の減少が背景。石油輸出国機構(OPEC)プラスは2022年後半から一連の減産を実施している。