[9日 ロイター] - ペルー中央銀行は9日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、5.75%とした。利下げは予想通り。4月のインフレ率が中銀目標範囲内に鈍化したことを受けた。

4月のインフレ率は2.42%と、過去3年間で最も低い水準を記録し、中銀目標の1─3%内に収まった。

中銀は、インフレ率は今後も鈍化し、今後数カ月は目標レンジの中間値近辺で推移するとの見通しを示した。

ただ「将来の政策金利調整はインフレとその決定要因に関する新たな情報を踏まえる」とした。

ペルーの政策金利は中南米諸国の中で最も低い。

ペルーでは昨年政府や議会に対する抗議活動が全国で広がり、経済は景気後退(リセッション)入りした。インフレ鈍化は景気を下支えするとみられる。