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[アンカラ 9日 ロイター] - トルコのボラト商務相は9日、同国がイスラエルとの貿易停止措置を緩和しているとのイスラエルの主張は「事実無根」だと述べた。

トルコは先週、パレスチナ自治区における「人道的惨事の悪化」を理由にイスラエルへの輸出と同国からの輸入を全面的に停止した。

だがイスラエルの外相は9日、トルコのエルドアン大統領が従来の姿勢を後退させ、イスラエルに対する多くの貿易制限を解除したと話した。

ボラト氏はX(旧ツイッター)に、イスラエルとの貿易停止措置はパレスチナ自治区ガザにおける恒久的停戦が実現して同地区への人道支援の物流が確保されるまで継続されると投稿した。

ただトルコは、イスラエルへの輸出契約を既に締結している企業に対しては3カ月の猶予期間を設定。猶予期間について商務省の関係者は、トルコの輸出業者を守るための措置だと説明した。