Jarrett Renshaw Stephanie Kelly

[1日 ロイター] - バイデン米大統領の陣営は、今後数週間で有権者や報道陣と直接対話する機会を増やすことを検討している。大統領選に向けた6月27日の討論会でのバイデン氏の不振ぶりに動揺している民主党支持者らを安心させる狙いだ。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。

計画ではバイデン氏が複数のタウンホールミーティングを開催するほか、著名ジャーナリストとの一対一のインタビューや、単独会見に応じ、さまざまな質問に答えるという。

バイデン氏の陣営はこれまで、同氏が一対一でテレビや大手紙などの取材を受けることを制限してきた。

ただ討論会の後、評論家やニューヨーク・タイムズを含めたメディアなどから、バイデン氏の選挙戦撤退を求める声が出始める中で、そうした方針は軌道修正を迫られている。

関係者の一人は「一対一でのインタビュー(をバイデン氏が受ける計画)の協議が進んでいる」と説明した。

民主党のストラテジストや支持者は、バイデン氏が率直な質問にきちんと回答する姿がさまざまな形で国民の目に映れば映るほど、同氏にとって事態は改善するだろうとみている。