バレーボール・国内三大タイトルのひとつ、黒鷲旗全日本男女選抜大会で岡山シーガルズが悲願の初優勝を果たしました。この大会を最後に引退する宮下遥選手・川島亜依美選手は、地元ファンやチームメイトに感謝の思いを語りました。

(リポート)瀬戸大輝記者
「並みいる強豪を打ち破りたどり着いた決勝戦。引退する宮下選手を筆頭に頂点を目指します」

現役最後の試合が黒鷲旗の決勝となった司令塔・宮下遥選手とキャプテン・川島亜依美選手。

(シーガルズのファン)
「V2に落ちたりつらい時代をけん引してきた2人なのでぜひ最後は優勝で飾ってほしい」
「遥ちゃんとリンちゃん(川島選手のコートネーム)にすごく頑張ってほしい。絶対優勝します」

シーガルズは序盤から宮下選手の正確かつ多彩なトスを起点にデンソーを相手に大量リードを奪います。川島選手も自慢の高さを活かしたブロックで攻撃をシャットアウト。そしてついに歓喜の瞬間が訪れます…悲願の初優勝。

(川島亜依美主将)
「正直嬉しさ以外のなにもない。優勝を目標にしていたので、それを成し遂げられたのでほっとした気持ちもありました」

宮下選手と川島選手がシーガルズに入団して約15年。長年にわたりチームを引っ張ってきた2人が現役最後の大会で掴んだ初の栄冠です。

(川島亜依美主将)
「岡山からたくさんの方が応援してくれていたのでその声援に背中を押してもらえたからこそ優勝できたと思う」

(宮下遥選手)
「みんなでここまで積み上げてきたものがあって最後かたちとして残すことができたという達成感があったので、優勝の瞬間をみんなで喜び合うことができてすごく嬉しかった」

三大タイトル初優勝でシーズンを締めくくった岡山シーガルズ。宮下選手と川島選手は後日、地元・岡山で引退会見を開く予定です。