第46回日本剣道少年団研修会書道展で5、6年生の最高賞に輝いた小城桜武館の森心紅さん=小城市の桜岡小体育館

「第46回日本剣道少年団研修会書道展」で、小城市の道場「小城桜武館」に通う桜岡小6年の森心紅(みく)さんが、小学5・6年生の部の最高賞に輝いた。剣道とともに練習に打ち込んできた書道での受賞を喜んでいる。

 書道展は、学問と武道は一体という「文武不岐」の精神を実践しようと、全日本剣道道場連盟が主催し、昨年度は全国508の道場から2965点の応募があった。森さんは課題の「大願成就」の文字を力強い筆致で書き、933人が応募した5・6年生の部で、最高賞の道連会長賞となった。「会長賞を取れてびっくりした」と話す。

 森さんは小学1年生から書道を始め、週1回練習に励む。「最初はあまり上手じゃなかったけど、練習してうまくなり、楽しくなった」。3年生から始めた剣道も週3回の稽古で着実に力を付け、4年生では学年別の県大会で個人ベスト8に入った。道場の牧瀬義昭館長(64)は「やさしくて頑張り屋」と評価する。

 森さんは「6年生でも書道で1位になり、剣道も学年別で賞を取れるよう頑張りたい」と意気込む。(古川浩司)