栃木県警は４月30日に日光市でおきた強盗事件の被害者のキャッシュカードで現金を引き出そうとした疑いで15日、ベトナム国籍の男を逮捕しました。

窃盗未遂の疑いで逮捕されたのはベトナム国籍で自称内装工のホアン・フー・ホア容疑者(25)です。ホアン容疑者は4月30日未明に日光市でおきた強盗事件の被害者の男性(75)のキャッシュカードを使って、同じく4月30日の朝に栃木県佐野市のコンビニエンスストアのATMで現金を引き出そうとした疑いが持たれています。
ホアン容疑者は群馬県高崎市内の宿泊施設で身柄を確保されましたが、一緒にいた同じくベトナム国籍の無職　マイ・ヴァン・シー容疑者(23)が、在留期間が過ぎても不法に日本に残留していたとして出入国管理法違反の疑いで逮捕されました。

2人は3県の強盗事件の捜査をしていた栃木、群馬、長野県警の合同捜査班が群馬県高崎市の宿泊施設にいることを突き止め、それぞれ栃木県警が逮捕しました。
これまでの調べに対して、ホアン容疑者は容疑を否認、マイ容疑者は容疑を認めているということです。

福島県警は14日に福島県南会津町でおきた強盗傷害事件についても3県警合同捜査本部と情報を共有しながら、関連があるかどうか捜査することにしています。

※画像は逮捕されたホアン・フー・ホア容疑者