ボーカル兼パーカッションの上野由美子さん

 ブラジル音楽の奥深さに触れられるライブが17日19時から、佐賀市大財のシネマテークである。北部九州を中心に活動するジャズやラテン音楽の奏者3人が、ボサノバやサンバにとどまらない豊かな音色を届ける。

 佐賀市出身の上野由美子さんはジャズやロック、ラテンなどさまざまなジャンルに精通したドラマー。タンバリンに似たブラジルの打楽器「パンデイロ」との出合いからブラジル音楽に傾倒し、歌も始めた。

 福岡市内を中心に活動するベースの大沼卓也さんは、心理学者の顔も持つ。心理学とジャズを融合させたユニークなライブ企画「numajazz Project」を主宰している。

 ピアノの鎌田明日香さんは、九州大在学中に即興演奏に目覚めた。九州各地での演奏や音楽プロデュースを展開し、音楽教室も主宰。昨年6月、ミニアルバムをリリースした。

 鎌田さんは「ドラマチックからメランコリック(哀愁)まで、実は幅広いブラジル音楽を楽しめる機会は福岡でも数少ない」として来場を呼びかける。

 チケットは2500円(要1オーダー)。予約・問い合わせはシネマテーク、電話0952(28)6708。(志垣直哉)