オンラインで認定書を授与された久光製薬の中冨一榮社長(左)=同社提供

 久光製薬(本社・鳥栖市、中冨一榮社長)は、主力商品「Salonpas(サロンパス)」の販売シェアが、一般用医薬品市場の販売シェア鎮痛消炎貼付剤部門で8年連続世界一に認定されたと発表した。

 英国の国際市場調査会社ユーロモニター社が、2023年12月〜24年2月にかけて調査した。米国や中国など13の国・地域を対象に、メーカーや卸売業者、小売店に聞き取りをして調べ、販売シェアを算出した。

 認定書の授与式が17日、オンラインで開かれた。久光製薬の担当者は「認定はお客さまのおかげであり、今後も世界の人々のQOL(生活の質)向上に貢献していく」とコメントした。

 サロンパスは1934年に販売を始め、今年で発売90周年を迎える。海外輸出は88年目となり、30以上の国と地域で466億9600万円(24年2月期)を売り上げている。(小島発樹)