鳥取県伯耆町丸山の「ロイヤルホテル大山」が今春、パリを拠点とするアコーグループのホテルブランドを冠した「メルキュール鳥取大山リゾート&スパ」として生まれ変わった。夕・朝食、ラウンジ、温泉利用などの宿泊料金が含まれる「オールインクルーシブ」で、大山山麓の立地を生かした「非日常の宿泊体験」を提供する。

 新ブランドは大都市から離れ、あまり知られていない土地の魅力、文化、伝統、食などを楽しむ「♯はなれ旅」がテーマ。鳥取大山は最上階の12階ラウンジの目の前に迫る大山、眼下の日本海の眺望のほか、地元食材を使ったビュッフェレストラン、温泉などが楽しめる。

 219室で、1泊(2人1室、1人当たり)1万8500円から。大城将也総支配人は「地域と協力しホテル内のスペースを使ってもらいながら、この地に人を呼ぶコンテンツもつくっていきたい」と話した。

 ロイヤルホテル大山は大和ハウス工業の子会社「大和リゾート」が所有・運営し、2023年4月に株式を売却した全国23ホテルの一つ。運営を受託したアコーは4月、プレミアムブランド「グランドメルキュール」を含む2ブランドで、能登(石川)を除く計22ホテルを一斉開業した。