島根県出雲市内の生活困窮者や子ども食堂の支援にと、防災備蓄用保存食販売の「グリーンデザイン&コンサルティング」(東京都目黒区)が13日、長期保存が可能なレトルト食品約4千食を市と市社会福祉協議会に贈った。

 同社は長期保存が可能で、水や調理が不要なご飯、パンなどのレトルト食品を全国で販売する。また、賞味期限が迫る防災備蓄品が廃棄される前に活用する事業にも取り組む。

 今回は在庫品でカレーピラフやトマトリゾットなど4102食分を寄贈した。取り組みに賛同した公明党の国会議員や地方議員、災害防止研究所(東京都中央区)などが仲介した。

 市役所であった贈呈式で笠浩一郎代表は「子どもたちのために使ってほしい」と話した。食品を試食した飯塚俊之市長は「子どもから高齢者まで食べてもらえる。しっかり届けたい」と感謝した。市社協のフードバンク事業や、子ども食堂支援に活用する。