フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」のまる子役で知られ、3月4日に63歳で亡くなった声優、TARAKOさんのお別れの会「TARAちゃん ありがとうの会〜たいせつなきみへ〜」が15日、東京・有明のTFTホール1000で行われた。

親交のあったお笑いコンビ、爆笑問題、声優のキートン山田(78)や山寺宏一(62)、気象予報士の木原実氏(63)ら800人が参列。祭壇は遺影の周りを色とりどりの花で彩られ、故人が声を務めたまる子、テレビ朝日系アニメ「まじかる☆タルるートくん」のタルるートなどのキャラクターが飾られた。

弔辞では、TARAKOさん主宰の演劇集団・WAKUの舞台に出演していた木原氏が「お別れの会のご案内をいただいた夜に、初めてTARAちゃんの夢を見ました。たまに神様と口げんかして、こっちに戻ってきていいですよ。さようならは言いません、またね」と追悼。「ちびまる子ちゃん」で30年以上ナレーターを務めたキートンは「まる子へ。順番が違うだろ。友蔵(まる子の祖父)が先である。後半へ続く。じゃあね」と、番組おなじみの口調で偲んだ。

最後はキートンら「ちびまる子ちゃん」ファミリーが、祭壇の前で初代エンディングテーマ「おどるポンポコリン」(B.B.クィーンズ)を笑顔と涙で合唱。参列者も手拍子で明るく盛り上げ、天国のTARAKOさんに別れを告げた。