現在、アイドルのセカンドキャリアは多様化しているが、その一つとして“成人業界”や水商売を選ぶ者も少なくない。
近年で最も大きなインパクトを残した“転身”と言えば、元欅坂46(現・櫻坂46)の志田愛佳だろう。2015年の欅坂46第一期オーデシションに合格し、翌年の『サイレントマジョリティー』で選抜メンバーにも選ばれた彼女は、2018年12月にグループを卒業。そして2022年9月よりキャバクラ点で働いている。
そんな彼女と同じ道を選択した元アイドルが、ネットを中心に現在話題を集めている。
4月26日、韓国のオンラインコミュニティには「【速報】ガールズグループ出身、ルームサロンデビュー。S〇〇」というスレッドが立った。言葉が汚いのはひとまず置いておいてほしい。
ここで紹介されたのは、宮城県仙台市のあるキャバクラで働くキャストのTikTok動画だ。

事実上の解散状態だった?

スレッドを立てた人物は、「NATUREという“マンドル”出身の寿司女なんですが、韓国で失敗して故郷に帰ってルームサロン女として就職したとTikTokで広告している」と紹介している。
この動画に登場したのは、NATUREの日本人メンバー・ハルだ。2000年生まれの彼女はメインダンサー、サブボーカルとしてグループを支えてきたのだが、なぜ衝撃の転身を遂げたのだろうか。
動画によると、「18歳から韓国でK-POPアイドルとして6年間活動し、今はダンススタジオを設立するための資金を貯めるために、キャバ嬢として働いています」と説明。そして「まだ働き出して3カ月の新人キャバ嬢ですが、夢のために頑張ります!TikTok指名、絶賛お待ちしております!」と述べている。
NATUREは解散こそ正式発表されていないものの、2022年11月6日にリリースされたEP『Nature World Code W』以来、特筆すべき活動はない。また、メンバーのソヒはファッションイベントにソロで登場したり、ユチェは韓国プロ野球・LGツインズのチアガールとして活動している状況だ。
ハルの動向が注目を集めると、所属事務所のN.CHエンターテインメントは「事実確認中」とコメントした。

「知らん間に夜やってて鬱」

唐突な報告にネット上も驚きを隠せないようだ。「事実上の解散だね…」「もったいないなぁ…」「知らん間に夜やってて鬱」「最近まで活動してなかった?」「マジでびっくりした」など、様々な反応が上がった。
しかし、その後、27日にNATUREの所属事務所N.CHエンターテインメントは、公式ファンカフェを通じて「NATUREが公式的なグループ活動を終了する」と明らかに。続けて「NATUREの復帰を待ってくださった多くのファンの皆さんに、このようなお知らせを伝え、非常に申し訳ないという言葉を伝える」とし、「当社とメンバーは、今後の活動および活動可能性について深い話を交わしながら長く悩んだが、議論の末にグループ活動を終了し、今後各自の道を行くことに決めた」と付け加えた。
それとともに「メンバーのソヒは当社に残って音楽、演技など多様な個人活動を継続する予定」と伝えている。
いずれにしても、夢を叶えるために頑張るのは素晴らしいことだ。とはいえ、アイドル時代から応援していたファンからすると複雑な心境だろうが…。
(文=サーチコリアニュース編集部K)