“六臓六腑四味覚”に染み渡るブレンド茶「十六茶」はどうやって作られる?工場見学&ブレンド体験をしてみた

スーパーやコンビニなどで普段からよく目にする「十六茶」。そのルーツをご存知ですか?実は、始まりは化粧品・健康食品メーカーからなんです。1985年にシャンソン化粧品社からティーパックとして発売されたのが、十六茶の始まりでした。アサヒ飲料は、この健康と美容のためのお茶に早くから着目。そして1993年からはシャンソン化粧品社から原料の供給を受け、缶飲料の「お茶どうぞ十六茶」を商品化しました。現在はペットボトル飲料として、不動の人気を獲得しているロングセラー商品となっています。ちなみにブレンド茶のパイオニア的存在でもあります。今回は、そんな十六茶の魅力により深く迫ってみようということで、工場見学・ブレンド体験をしてみました。

「十六茶」のこだわり抜かれた素材選び

十六茶というのはその名の通り、16種類の素材をブレンド。素材は、東洋健康思想に基づいて厳選されている

改めて、十六茶というのはその名の通り、16種類の素材がブレンドされています。素材は、東洋健康思想に基づいて厳選されているそう。また、ほかの面でも“16”という数字がキーワードになっているんです。それが“六臓六腑四味覚(ろくぞうろっぷよんみかく)”の考え方。よく「五臓六腑に染み渡る〜」なんて言葉は耳にしますが、五臓じゃなくて、六臓。しかも四味覚。すごい響きの言葉ですよね。

六臓六腑:人体を構成し健康を司る重要な機能
四味覚:人間の舌が感じる「甘い」「苦い」「しょっぱい」「すっぱい」

6(六臓)+6(六腑)+4(四味覚)=16。私たちの体の内側・外側両方のバランスを整えながら、飲みやすい味わいを追求しているのです。健康を意識して配合されたブレンドからは、複層的な香りがあふれ、色々な味に出会えて楽しいですよね。その日の体調や気分によって、どの素材の味わいを強く感じるかも変わってくる不思議な美味しさがあると思います。

素材の良さを生かす焙煎術を見学

出荷までの様子を見学!

それでは、そんなこだわりの素材たちをどのように十六茶に仕上げているのか、製造の様子を見学させていただきました!普段は関係者以外なかなか立ち入ることができないこの工場では、それぞれの素材の特徴・魅力を最大限引き出すように、別々に焙煎が行われています。

現場に足を踏み入れた瞬間、あの香ばしい十六茶の匂いが鼻腔をくすぐる

工場の入り口すぐの場所にある大きな看板。

現場に足を踏み入れた瞬間、あの香ばしい十六茶の匂いが鼻腔をくすぐる……!

ハトムギを一気に焙煎できる機械などがあり、次々と材料が煎られていた

数百種類の農薬検査、遺伝子組み換え不使用の証明など、厳しいチェックを通過したものが原料に。ハトムギを一気に焙煎できる機械などがあり、次々と材料が煎られていました。この工場はもちろん、必要に応じて、協力会社の工場で焙煎作業が行われている素材もあるそうです。

直火焙煎の様子

直火焙煎の様子。

焙煎後、冷却された原料たちは粉砕されていきます。ロールミル粉砕機では、圧倒的なスピード感で原料が砕かれていました。

各素材の重さなどもあり、均一にブレンドするのは実は難しい作業。しかしそれを独自の技術力でカバーすることで、ベストな調合を実現!

粉砕されたら次はいよいよブレンドに入ります。各素材の重さなどもあり、均一にブレンドするのは実は難しい作業。しかしそれを独自の技術力でカバーすることで、ベストな調合を実現しています。

出荷のための包装作業

出荷のために包装されていきます。安全な商品を提供できるよう、出荷直前に改めて官能評価を行っているのもこだわりの秘密。

オリジナルブレンドを実際に体験

ここまで十六茶を構成する素材を中心に紹介してきました。焙煎やブレンドなどを間近で見ることで、健康・美容によさそうなお茶なんだなぁと改めて認識しましたが、ここからはもっと素材との距離を縮めていきます!

自分だけのオリジナル十六茶を作ってみる

自分だけのオリジナル十六茶を作ってみよう!というわけで16の瓶とにらめっこです。あらかじめ、十六茶の基本的なブレンドが入れられたポットの中に、好きな材料を自由に混ぜていく。

ゆずの皮やナツメをはじめとした果物系の素材を加えていった

これらの茶葉は主に穀物・根・葉物・果物というように4つのカテゴリーに分かれています。私は、ゆずの皮やナツメをはじめとした果物系の素材を加えていきました。

オリジナル香水を作っているみたいで面白い!

混ぜる茶葉は3〜5種ほどがちょうどいいそうですが、今回はあえて6種使っています。制限はないので、自由に!柑橘系でまとめつつ、小豆でバランスを整えて(なんと四味覚を網羅した万能さを備えている!)、アクセントにごぼう。瓶に味覚の目安が書いてあるので、イメージしながら調合できるのが嬉しい。オリジナル香水を作っているみたいで面白かったです。

できあがったオリジナル十六茶を実飲

できあがったオリジナル十六茶を実飲。色は濃いですが、苦みはあまり強くなく、あっさりとした味わいになりました。小豆のおかげかもしれません。時間の経過とともに、フルーティーな甘みも際立ってきて、いい感じ!上手くできたと思います。それぞれの素材の香りを嗅いでみて、お気に入りを混ぜ合わせて、体に取り込む……実際に茶葉を手に取ることで、より十六茶の本質を知ることができた気がします!

十六茶 presents 「16CHA FOR YOU」

十六茶 presents 「16CHA FOR YOU」
神宮前 COURT C 東京都渋谷区神宮前 4-24-3
開催期間:5月22日(水)〜5月27日(月)11:00〜19:00
入場料:無料
特設ページ:https://www.asahiinryo.co.jp/entertainment/campaign/16cha/240522-240527/

なお、このブレンド体験は期間限定のポップアップストアで、みなさんも行うことが可能です。ぜひ特設ページからチェックしてみてはいかがでしょうか。

“六臓六腑四味覚”に染み渡るブレンド茶「十六茶」はどうやって作られる?工場見学&ブレンド体験をしてみた

今回は、十六茶を様々な角度から楽しんでみました。工場見学やブレンド体験を通して、十六茶との距離がぐっと近づいたように感じます。今までも店頭で見かけるので身近な存在ではあったのですが、より一層親近感を持てるようになりました。今後も新商品の展開など目が離せません。十六茶を飲んで、美味しく健康に、そして美しくなっちゃいましょう!

お問い合わせ先
アサヒ飲料株式会社 お客様相談室 電話:0120-328-124