なでしこジャパンは現地4月8日、『2024 SheBelieves Cup』3位決定戦・ブラジル女子代表戦の前日練習を実施。トレーニング後、北川ひかるがブラジル戦に向けて意気込んだ。

 北川はWEリーグでの頭部負傷もあり、今遠征は少し遅れてチームに合流。当初はおでこが大きく腫れあがっていたが、徐々に腫れもひいてきた。練習で何度もヘディングをした影響か、「また少し腫れたりもしてきた」ようだが、「おでこ以外のコンディションは問題ない。何とか試合はやれる準備をしてるんで、怖がらずに頑張りたいなと思います」と闘志を燃やした。

 日本は6日に行なわれた準決勝でアメリカに1−2で敗戦。戦況をベンチから見守っていた北川は課題をこう分析する。
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「やっぱりプレッシャーに対してボールを奪われてしまったりすることも多かったですし、個の局面でもっと強くやれるところはやらなきゃいけなかったなとは思っていて、それができなくても組織として、もっと強固な守備をしなきゃいけなかったなと思います」

 そのうえで、自身がブラジル戦で見せたいプレーは、クロスやビルドアップの部分だという。

「本当に攻撃的にやって、相手の背後をつければクロスを上げられると思いますし、どういう戦いになるか自分自身分からないですけど、自分の良さっていうところを一つひとつ出して、ボールを奪われずにパスを繋ぐ意識を持ちながらやっていきたいと思います」

 北川の出場はあるか。ブラジル戦は日本時間10日の朝、5時7分キックオフ予定だ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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