現在セリエAで2位につけるACミランは4月27日、3位ユベントスとの上位対決で0−0の引き分けに終わり、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく前進した。

 そんななか大きな話題になっているのが、今シーズン限りでの退任が濃厚なステーファノ・ピオーリ監督の後釜候補だ。

 4月27日にイタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、ミランの新監督候補の最右翼にジュレン・ロペテギが急浮上したと報道。ミランは年俸400万ユーロ(約6億2000万円)の3年契約を打診しているという。

 同紙は、現在フリーのロペテギはウェストハムからミランよりも高額のオファーを受け取っていたが、ミラン首脳陣との会談でプロジェクト内容を聞き、ミランの監督就任に前向きだと伝えている。
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 そんな中、この監督人事に拒否反応を示したのが、一部のミランのサポーターだ。ウェブ上で署名活動ができる『change.org』にて「NOPetegui」という反対運動を始め、1日で6000件以上の署名が集まったようだ。

 このファンの行動に対し、移籍マーケットに精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ記者は、次のように見解を示している。

「ミランはロペテギの仕事のやり方をとても気に入っているのは確かだ。ただ、オーナーはファンの反応に敏感で、この反対運動を念頭に置いてロペテギに対する再評価を下すことになるだろう。彼らは間違いを犯したくない」

 ロペテギとの交渉が決裂した場合の次善の候補としてブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督、リールのパウロ・フォンセカ監督の名前が挙がっている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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