元日本代表MFの前園真聖氏が、自身のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」で、現役時代のヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)への移籍について語った。
【動画】前園真聖がヴェルディ移籍の真相を語る
 鹿児島実高を卒業後の1992年に横浜フリューゲルスでプロキャリアをスタートさせた前園氏は、世代別代表でも活躍し、96年にはアトランタ五輪に出場。世界レベルの戦いに刺激を受け、海外クラブへの移籍を希望していた。

 ただ、当時は代理人制度が未整備だったこともあり、交渉は難しかった。前園氏は、こう振り返る。

「今は僕が大人になっているから、フリューゲルスの立ち位置も分かる。だってエージェントがいない。契約(の話)が来ても、どうしていいか分からない」
 
 思うような進展がないなか、スペインのセビージャの関係者が試合を見に来た際に、クラブからは口外を禁じられる。この時、前園氏は「チームが嫌いとかじゃなくて、フリューゲルスに残れないと思った」と明かす。

 結局、海外移籍はできず、フリューゲルスとの交渉も上手くいかず「浪人するつもりだった」という。その後、ヴェルディとの話が進み、移籍期限の前日に契約した。

 世間の注目を集めた前園氏の移籍は、ギリギリのタイミングで決まった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「増えてラッキー。厳しくなった」前園真聖が北中米W杯のアジア予選突破に危機感! “8.5”に増枠も「中東勢のレベルが上がっている」
 
【記事】「決してラフプレーではなかった」前園真聖が北朝鮮代表の風評に異論!「タイトに来ていたけど想定内」

【PHOTO】華やかなダンスパフォ! Jクラブチアが国立に大集合!