監督交代を機に状況が好転したことで、鎌田大地はラツィオに残留するか注目されている。ただ、出場機会が増え、評価が高まれば、他クラブからの関心も引きつけて当然だ。

『Tuttosport』紙の報道として複数メディアが伝えたところによると、イタリア最大の名門ユベントスが鎌田に関心を寄せているという。

 鎌田とラツィオの契約は1年で、今季いっぱいまでとなっている。だが、選手が行使可能な延長オプションがついており、近日中に決断が下される見込みだ。

 マウリツィオ・サッリ前監督の下ではチームと合わず、ピッチに立つ機会が減っていった。だが、イゴール・トゥドール監督が就任してからは、リーグ戦全試合でスタメンに名を連ねている。直近はフル出場が続いており、存在感は高まるばかりだ。指揮官からも賛辞が寄せられている。

 そのため、ラツィオは来季に向けて鎌田の“確保”を望んでいると言われる。クラウディオ・ロティート会長は先日、本人が決断をうながすコメントを口にしていた。

 だが、フリーで鎌田を獲得できる可能性があり、イタリアのプレーに慣れつつあるのなら、興味を示すクラブが出てきても不思議ではない。
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 ユベントス専門サイト『juventusnews24』は、Tuttosport紙の報道を伝えつつ、「特徴と高額すぎない価格から来季に向けた適切な補強」と評価。「まずはラツィオとの関係続行を望むかどうかを理解する必要」と伝えている。

 セリエAで現在3位のユベントスは、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得に迫っている。欧州最高峰の舞台に立てることが決まれば、鎌田にとっても新天地の候補となるかもしれない。

 ただ、今季も無冠のユベントスは、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督の進退が常に騒がれている。来季のチームを率いる指揮官が誰になるかは、鎌田にとって重要なポイントとなるだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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