苦しみ抜いて掴んだアジアの頂点だ。

 現地5月3日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップは大会最終日を迎え、カタール・ドーハで決勝戦が行なわれた。雌雄を決したのは日本とウズベキスタン。2年前の前回大会では共にU-21世代で臨んで準決勝で対峙し、日本は0−2で敗れていた。
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 試合は序盤から実力伯仲でがっぷり四つに組む展開。一進一退の攻防戦が続き、互いに攻守の高い連動性と組織力を誇示しつつ、ゲーム終盤までスコアレスのまま推移する。そして迎えた後半アディショナルタイム1分、日本は山田楓喜が自慢の左足で目が覚めるようなミドルを蹴り込んで、ついに均衡を破った。直後にPKを与える大ピンチはGK小久保玲央ブライアンが見事な読みで阻止。日本は1−0で勝利し、4大会ぶり2回目の優勝を果たした。
 
 米ネットワーク『ESPN ASIA』の公式SNSもこの大一番を速報。「熱狂的な雰囲気のファイナルは劇的な幕切れとなった」と興奮気味に記し、「日本はU-23アジアカップを初めて二度制覇する快挙を成し遂げた」と伝えている。

 すでにパリ五輪の出場権を得ていた大岩ジャパンは、今予選をトップ通過となり、7月24日に開幕する本大会(男子サッカー競技)ではグループDに組み込まれることに決まった。対戦相手はパラグアイ、マリ、そしてイスラエルの3チームだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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