スペインメディアの『スポルト』が28日、バルセロナがアルゼンチン1部リーベル・プレートに所属するU−17アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノに興味を示していると報じた。


 左利きでトップ下など中盤の攻撃的なポジションを主戦場とするマスタントゥオーノは、昨年11月〜12月に開催されたFIFA U−17ワールドカップインドネシア2023に出場。リーベル・プレートの下部組織からトップチームに昇格すると、今年1月28日にはアルゼンチン1部前期リーグの開幕戦でデビューを果たした。


 16歳ながら、今シーズンここまで1部リーグの全試合に出場しており、カップ戦では初ゴールも記録。25日に行われたボカ・ジュニオルスとの「スーペル・クラシコ」に史上最年少で出場するなど、アルゼンチンの「至宝」として期待される存在だ。


 そんなマスタントゥオーノに関し、現在バルセロナが情報を収集していると『スポルト』は説明した。


 マスタントゥーノのリーベル・プレートとの現行契約は2025年12月末まで。契約解除金は3000万ドル(約45億円)だが、契約期間の最後の10日で3500万ドル(約53億円)に増額されるよう設定されている。また、アルゼンチンメディア『TNTスポーツ』によれば、リーベル・プレートはマスタントゥーノとの契約期間を延長し、更に高い契約解除金を設定する見込みだという。


 財政的に厳しいとされるバルセロナだが、マスタントゥオーノ獲得に向けてどのような動きを見せるのだろうか。