2024明治安田J1リーグ第10節が27日と28日に行われた。


 浦和レッズは、直近6試合で5勝1分と絶好調の名古屋グランパスを2−1で下した。24分、相手のミスも絡んで安居海渡が先制ゴールをマーク。70分には前田直輝が獲得したPKをチアゴ・サンタナが決めた。後半アディショナルタイム3分、コーナーキックの流れから名古屋に1点を返されたものの、逃げ切った浦和は3試合ぶりの白星を掴んだ。


 ガンバ大阪と鹿島アントラーズの“オリジナル10”対決は、27分に鹿島が先制。仲間隼斗が知念慶のロングフィードに抜け出し、相手GKとの一対一を制した。対するG大阪は39分、ウェルトンの折り返しから坂本一彩が3試合連続ゴールを挙げて試合を振り出しに戻す。54分、鹿島の濃野公人も3試合連続ゴールを記録してアウェイチームが逆転に成功。そのまま逃げ切った鹿島が2−1で勝利した。


 ホームに川崎フロンターレを迎えたサンフレッチェ広島は、38分に大橋祐紀のゴールで先制。しかし、守護神・大迫敬介の軽率なミスで2失点を喫する。それでも逆転された直後に加藤陸次樹が同点ゴール。その後も猛攻を続けたが、相手GK上福元直人の好セーブ連発に阻まれ、追加点を奪えずに2−2で引き分けた。広島は無敗を維持したが3試合連続ドローと、勝ちきれない試合が続いている。


 FC町田ゼルビアはジュビロ磐田の組織的な守備に苦しみ、今季初の無得点で0−2の敗戦。磐田のジャーメイン良は早くも今季10ゴール目に到達した。


 セレッソ大阪はホームで横浜F・マリノスと対戦。二度のリードを許す展開となったが、二度ともレオ・セアラが同点ゴールを挙げ、2−2で引き分けた。レオ・セアラは5試合連続ゴールで今季8点目となった。町田と広島が勝利を逃したことで、C大阪が首位に返り咲いた。


 降格圏に沈むチーム同士の一戦となった北海道コンサドーレ札幌vs湘南ベルマーレは、青木亮太の2ゴールなどで札幌が3点を先行。しかし、湘南が怒涛の反撃で3点差を追いつき、3−3のドローで終わった。一方、京都サンガF.C.は55分に原大智が挙げた1点を守りきり、ヴィッセル神戸を破って7試合ぶり今季2勝目を挙げた。


 東京ヴェルディはアビスパ福岡とスコアレスドローで4試合連続のドロー。サガン鳥栖はマルセロ・ヒアンの先制点を守りきれずに柏レイソルと1−1で引き分けた。


 今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。


◆■J1第10節

▼4月27日(土)

北海道コンサドーレ札幌 3−3 湘南ベルマーレ

アルビレックス新潟 1−3 FC東京

ジュビロ磐田 2−0 FC町田ゼルビア

ヴィッセル神戸 0−1 京都サンガF.C.

セレッソ大阪 2−2 横浜F・マリノス


▼4月28日(日)

東京ヴェルディ 0−0 アビスパ福岡

サンフレッチェ広島 2−2 川崎フロンターレ

浦和レッズ 2−1 名古屋グランパス

柏レイソル 1−1 サガン鳥栖

ガンバ大阪 1−2 鹿島アントラーズ


◆■順位表

※()内は勝ち点/得失点差


1位 C大阪(19/+6)

2位 町田(19/+3)

3位 広島(18/+9)

4位 神戸(17/+7)

5位 鹿島(16/+1)

6位 名古屋(16/0)

7位 横浜FM(15/+3)

8位 FC東京(15/+2)

9位 G大阪(15/0)

10位 浦和(14/+1)

11位 柏(14/+1)

12位 磐田(13/+2)

13位 福岡(12/−1)

14位 新潟(12/−3)

15位 東京V(10/−1)

16位 川崎F(9/−1)

17位 京都(9/−5)

18位 鳥栖(8/−7)

19位 湘南(7/−6)

20位 札幌(7/−11)


◆■第11節の対戦カード

▼5月3日(金・祝)

14:00 横浜FM vs 磐田

14:00 新潟 vs 広島

15:00 鹿島 vs 湘南

15:00 FC東京 vs 京都

15:00 町田 vs 柏

15:00 C大阪 vs 札幌

15:00 鳥栖 vs 東京V

16:00 川崎F vs 浦和

16:00 福岡 vs G大阪

19:00 名古屋 vs 神戸