ブレーメンのFWユスティン・エンジンマーに対して、欧州複数クラブが関心を寄せているようだ。1日、ドイツ誌『kicker』が報じている。


 2000年11月15に生まれのエンジンマーは現在23歳。2022年1月にブレーメンとプロ契約を締結した後、昨夏にドルトムントⅡ(Bチーム)から1年半ぶりにレンタル復帰すると、トップスピードが時速35キロを超える快速FWは、ここまでの公式戦24試合に出場しチーム2番目となる6得点を記録。直近5試合は足首の手術とウイルス感染症により欠場が続いているものの、ブレーメンは早急に契約延長を取りまとめたいようだ。


 ただ一方で、ブンデスリーガで過ごす初めてのフルシーズンながら、インパクトを残しているエンジンマーに対しては、国内外から関心が寄せられているとのこと。『kicker』によると、同リーグに所属する複数クラブの他、エヴァートンやウルヴァーハンプトンなどの獲得候補リストにも名を連ねていると報じている。


 また、同選手獲得を検討しているクラブの一つとされるビジャレアルは、右WGのベルトラン・トラオレの去就が大きく左右するという。スペイン紙『マルカ』は、昨年12月に到着したB・トラオレの現行契約が今夏までのため、まもなく決断を下す必要があると指摘。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督自身も、残りの数試合でパフォーマンスを評価し、来シーズンのスカッドに加えるかどうかを見極めたいと考えていると、併せて伝えている。


 一躍、スペインやイングランドからも注目を浴びるほどの駆け上がりを見せるエンジンマーだが、どのオファーにサインをするのだろうか。契約延長か、移籍か、“ブンデス1年生”の快速FWの去就から目が離せない。