2024明治安田J1リーグ第11節の5試合が、3日の15時から行われた。


 首位セレッソ大阪は、ホームで最下位の北海道コンサドーレ札幌と対戦。試合の均衡が破れたのは27分、札幌が先制に成功する。敵陣でルーズボールを回収したスパチョークのスルーパスに浅野雄也が抜け出し左足を振ると、シュートは相手GKキム・ジンヒョンに当たって勢いが殺されたものの、相手DFのカバーが間に合う前にボールがゴールラインを割った。ビハインドで折り返したC大阪は、69分にPKを獲得すると、キッカーを務めたレオ・セアラが6試合連続ゴールを記録。しかし、C大阪は勝ち越しの1点が遠く、試合は1−1のドローに終わった。


 ホームに柏レイソルを迎えたFC町田ゼルビアは、9分にスローインの流れから先制。スロワーの鈴木準弥が相手DFの裏をとる絶妙のボールを配給し、抜け出した荒木駿太の折り返しにオ・セフンが合わせた。さらに69分、ナ・サンホのシュートが相手にブロックされると、荒木がこぼれ球に反応して追加点をマーク。2−0で勝利した町田が、またしてもC大阪から首位の座を奪い返した。


 鹿島アントラーズは湘南ベルマーレとホームで対戦。50分にコーナーキックの2次攻撃から鈴木優磨が先制点をマークすると、62分には左サイドで獲得したフリーキックに再び鈴木が合わせてリードを広げる。さらに66分、鹿島がロングカウンターで3点目を奪取。GKからのフィードを左サイドで受け取った鈴木のピンポイントクロスにボックス中央のチャヴリッチが頭で合わせた。85分に湘南が1点を返したものの、エースが2ゴール1アシストの活躍を披露した鹿島が3−1で勝利した。鹿島は2連勝、湘南は9戦未勝利となった。


 京都サンガF.C.とホームで対戦したFC東京は、幸先よく4分に先制。見事な速攻で一気に攻め込むと安斎颯馬の折り返しにバングーナガンデ佳史扶が合わせて押し込んだ。さらに21分、左サイドから俵積田晃太が送ったクロスにディエゴ・オリヴェイラが合わせ、FC東京が2点目を獲得する。79分、京都がコーナーキックから1点を返したものの、逃げ切ったFC東京が2連勝を収めた。


 内容は悪くないものの勝ちきれない試合が続く東京ヴェルディは、敵地でサガン鳥栖と対戦。20分に木村勇大が自ら獲得したPKを決めると、試合終了間際には松橋優安がJ1初ゴールとなる大きな追加点を獲得。2−0で勝利した東京Vは5試合ぶり今季2勝目を掴んだ。


◆■J1第11節

▼5月3日(金・祝)

横浜F・マリノス 1−1 ジュビロ磐田

アルビレックス新潟 1−1 サンフレッチェ広島

鹿島アントラーズ 3−1 湘南ベルマーレ

FC東京 2−1 京都サンガF.C.

FC町田ゼルビア 2−0 柏レイソル

セレッソ大阪 1−1 北海道コンサドーレ札幌

サガン鳥栖 0−2 東京ヴェルディ

16:00 川崎フロンターレ vs 浦和レッズ

16:00 アビスパ福岡 vs ガンバ大阪

19:00 名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸


◆■暫定順位表

※()内は勝ち点/得失点差


1位 町田(22/+5)

2位 C大阪(20/+6)

3位 広島(19/+9)

4位 鹿島(19/+3)

5位 FC東京(18/+3)

6位 神戸(17/+7)

7位 横浜FM(16/+3)

8位 名古屋(16/0)

9位 G大阪(15/0)

10位 磐田(14/+2)

11位 浦和(14/+1)

12位 柏(14/−1)

13位 東京V(13/+1)

14位 新潟(13/−3)

15位 福岡(12/−1)

16位 川崎F(9/−1)

17位 京都(9/−6)

18位 鳥栖(8/−9)

19位 札幌(8/−11)

20位 湘南(7/−8)



【ゴール動画】鹿島・鈴木優磨、湘南戦で2ゴールの活躍!