マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレスに所属するフランス人FWミカエル・オリーズの獲得を画策しているようだ。2日、大手メディア『ESPN』が伝えている。


 現在22歳のオリーズは、右のウイング(WG)を主戦場とする左利きのプレーヤー。2018年に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に属していたレディングでプロデビューすると、2021年にはプレミアリーグのクリスタル・パレスに個人昇格を果たした。加入3年目となった今季は2度の負傷に見舞われたものの、リーグ戦16試合に出場し、7ゴール4アシストを記録。少ない試合数の中で大きな存在感を示している同選手に対して、プレミアリーグの強豪らが関心を寄せていると報じられていた。


 シーズン終了後にオリーズをめぐって争奪戦になることが予想されている中で、マンチェスター・ユナイテッドが一歩リードしているという。『ESPN』は、マンチェスター・ユナイテッドは同選手を来夏の最重要ターゲットとして動いており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得できなかったとしても躊躇するつもりはないと指摘している。


 一方で、クリスタル・パレスはオリーズの引き抜きに備え、違約金を5000万ポンド(約98億5200万円)以上に設定しているとのこと。『ESPN』によれば、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグの『収益性と持続可能性に関する規則』(PSR)に準拠するためにDFアーロン・ワン・ビサカの放出を画策しているようだが、具体的な話は上がっていないようだ。


 オリーズに対しては、マンチェスター・ユナイテッドの他にもアーセナル、リヴァプール、チェルシーも興味を示していると報じられている。果たして、“特別な左足”を持つ新進気鋭のWGは来季どこのユニフォームを着ることになるのだろうか。