黒星先行の大竹耕太郎

西阪神・大竹耕太郎と中日・大野雄大のインフォグラフィック


阪神の大竹耕太郎が2週連続で中日戦(甲子園)に先発する。先週6回途中7安打4失点で今季2敗目を喫した相手にリベンジを期しての登板となる。

大竹は現役ドラフトを経て加入した昨季、21試合に先発してチームトップの12勝(2敗)、防御率2.26をマークし、自己最高の成績を残した。今季はさらなる飛躍が期待される中、ここまで3試合に先発して1勝2敗、防御率5.06といま一つ波に乗り切れていない。中6日で迎える竜との再戦で流れを変えたいところだ。

昨季は中日戦に2試合先発して、1勝0敗、防御率3.00の成績。龍空に6打数で3安打を許すなど、チーム被打率.295とヒットは打たれていたが、計12イニングで4失点と要所を抑える投球を見せていた。今日は持ち味の打たせて取る投球で、竜打線を手玉に取りたい。

チームは昨日の勝利で1分けを挟んで3連勝で貯金生活に突入した。7年目左腕も今季初の聖地登板でファンの声援を背に、この上昇気流に乗ることができるか注目だ。

556日ぶり勝利から中16日の大野雄大

一方、中日の先発は大野雄大。昨季は開幕直後に左ひじを痛め、シーズンの大半を棒に振ったベテラン左腕は、4月3日の巨人戦(バンテリンドーム)で今季初先発。5回66球を投げ、4安打4奪三振1失点の投球で今季初勝利をマークした。2022年9月25日の巨人戦以来、実に556日ぶりの白星だった。そこから中16日空けて今日の登板を迎える。

阪神戦は昨年こそ登板がなかったが、2019年から4年連続で防御率1点台をマーク。2022年も7試合に先発して3勝1敗、計52.2イニングを投げて被本塁打はわずかに1本、10失点と安定した投球を見せていた。

2022年8月26日以来、久しぶりの対戦でも“虎キラー”ぶりを発揮するのか。今日もチームに勝利を届けるピッチングに期待したい。

その他の試合の予告先発は以下の通り。

【セ・リーグ】
ヤクルト・阪口皓亮−DeNA・A.ケイ(神宮)
広島・森下暢仁−巨人・井上温大(マツダスタジアム)

【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基−ロッテ・小島和哉(エスコンF)
西武・隅田知一郎−楽天・瀧中瞭太(ベルーナドーム)
ソフトバンク・L.モイネロ−オリックス・東晃平(PayPayドーム)

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