西武・金子侑司外野手(34)が29日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)で貴重な2号逆転3ランを放った。

 4回に中村剛也内野手(40)の通算474号ソロで1―1の同点に追いついた西武。この一撃で相手先発・スチュワートJrを攻め立てた打線は続く5回に二死一、三塁の好機を作ると、ここで初戦のモイネロから今季1号先制弾を放っている1番・金子がまさかの2号逆転3ランを右翼スタンドに放り込んだ。

 3球目の真ん中ストレートをコンパクトに叩いた一撃は2020年の3本塁打以来、4年ぶり6度目となるシーズンマルチ本塁打。金子は「打ったのは真っすぐです。チャンスだったので、思い切りいきました。よかったです」と声を弾ませていた。

 ここまで相手に先制された試合では11戦全敗中の西武が4回に追いつき、5回に逆転。3点のリードを奪っている。

 また金子はこの日、通算1000試合出場を達成。「これまでの自分の野球人生に携わっていただいたすべての方に心から感謝したいと思います。また、家族、友人、そしてファンの皆さまの声援のおかげでここまでやってくることができました」と周囲の関係者、ファンに感謝。

 その上で「ライオンズという素晴らしい球団で達成できたこと、本当にうれしく思います。これからも1試合、1試合積み重ねていけるように頑張っていきます。これからもご声援よろしくお願いします」と続けた。