女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は8日、第28話が放送される。

 涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)の姿が会場にない。梅子を気にしながらも筆記試験を終えた寅子が帰宅すると、そこには梅子からの手紙が届いていた。夫から離婚を言い渡され、三男の光三郎(石塚陸翔)を連れて家を出たという。梅子が寅子たちに思いを託す中、寅子の口述試験の日がやってくる。

 朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。戦後の東京を舞台に、激動の時代を生きた女性法曹・寅子とその仲間たちの人生を描いたリーガルエンターテインメント。伊藤の朝ドラ出演は「ひよっこ」(17年前期)以来2度目となる。脚本は同局の「恋せぬふたり」などで知られる吉田恵里香氏。音楽は森優太氏。

 主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」。語りは女優・尾野真千子が務める。