横浜は17日、蔚山(韓国)との敵地でのアジアチャンピオンズリーグ準決勝第1戦に臨み、0―1で惜敗した。

 序盤から自慢のアタッキングフットボールを展開したが、前半19分に右サイドを突破されて奪われた先制点が最後まで重くのしかかった。1失点こそ喫したものの、好セーブで何度もピンチを救ったGKポープウィリアム(29)は「僕自身も防げた失点でした。チームはタフに戦ってくれたんですけど、この敗戦は責任を感じます」と悔しさをあらわにした。

 それでもチームは最後までタフに戦い抜き、プライドも見せた。後半1分にはFW宮市が左サイドを突破。最後は古巣対決となったMF天野が左足でシュートを狙った。DFに当たって枠を捉えられなかったが、左利きの背番号40は決定機も演出するなど存在感を見せた。

 秋春制に以降となって初の今大会。横浜は8強の壁を打ち破り、クラブ史上初の8強、そして4強入り。悲願のアジア初制覇へ、24日のホームでの第2戦へ守護神は「ホームで必ず借りを返したい。僕自身もチームを勝たせるプレーをできるようにいい準備をしたいと思います」と誓った。