サッカーの元日本代表主将でドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)は17日、記者会見で今季限りの引退を発表。元日本代表FWで、長谷部と同じ藤枝東のOBでもある沼津監督の中山雅史氏(56)がねぎらいの言葉を送った。

 中山監督は長谷部について「強じんな精神力の持ち主で、やはり第一人者。第一人者っていったら奥寺さんになっちゃうのかもしれないけど。ドイツで信頼を勝ち取り、日本人選手がドイツでやれるっていうのは、やはり長谷部の人となり、プレーがそれを引き込んでくれたんじゃないかな。だから…よく僕の教えを守ったなと思います」と笑わせ、「本当にお疲れさまって感じですね。よくやってたなって思います」と“ゴン流”のねぎらいを送った。

 印象に残っているエピソードとして「高校の時に、長谷部に写真撮ってくれっていって撮って。初蹴りの時。そのころとは立場がいつのまにか逆転して(笑い)」と話し「藤枝東の名をより世に知らしめてくれた人物。それによって僕も声高らかに藤枝東OBだって言えますからね」と称賛した。

 この日、長谷部は地元報道陣を前にドイツ語で会見。「皆さん、今日は来てくれてありがとうございます。私は今季終了後に現役を引退します」と今季限りでの引退を発表していた。