◇ナ・リーグ ドジャース0−2ナショナルズ(2024年4月17日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(29)が17日(日本時間18日)、本拠ドジャースタジアムでのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数3安打で今季3度目の3安打を記録した。ただ、チームは今季初の零敗を喫した。

 大谷は初回1死の第1打席で右前打、3回1死の第2打席は左飛に倒れたが、6回の第3打席は先頭で右前打を放つと、8回2死の第4打席は中前打をマーク。この打席では二盗にも成功し、今季4度目の盗塁を記録した。

 前日16日(同17日)のナショナルズ戦は、第1打席と第5打席に安打を放って4試合ぶりにマルチ安打をマークしたが、第2〜4打席は3打席連続得点圏で凡退。今季得点圏では19打数1安打、打率.053となった。

 すべて初球を打っての凡退となったが、この日の試合前、デーブ・ロバーツ監督は「彼を長く見てきたわけではないが、自分にプレッシャーをかけるような選手ではないと思う。彼は積極的な打者。しかし、特定の状況でその積極性がどう影響するかは自分で分かっていると思う。彼は対処できる。今後も見ていきましょう」と心配ないことを強調していた。

 この日の4打席はいずれも走者がいない場面だったが、3安打と快音を連発し、不安を払拭した。

 大谷は3安打と1人気を吐いたが、自慢の強力打線がこの日は散発5安打。相手先発・アービンに6回まで無得点に抑え込まれると、救援陣も攻略できず今季初の零敗。メジャー初登板初先発となったナックは5回2失点と粘ったが、デビュー戦で白星をつかむことはできず敗戦投手となった。

 チームは本拠での6連戦で2カード連続の負け越しとなった。零敗は昨年7月30日(同31日)のレッズ戦で喫して以来、262日ぶりとなった。