◇欧州チャンピオンズリーグ準々決勝第2戦 アーセナル0―1(2戦合計2―3)バイエルン・ミュンヘン(2024年4月17日 ドイツ・ミュンヘン)

 アーセナル(イングランド)の日本代表DF冨安健洋(25)はBミュンヘン(ドイツ)との欧州CL準々決勝第2戦で先発し、後半41分までプレーしたが、チームは0―1で競り負け、2戦合計2―3で敗退した。

 クラブでは12月2日のプレミアリーグ・ウルバーハンプトン戦以来の先発で左サイドバックで出場。前半12分、同27分、同41分に相手ボールを奪うなど守備意識の高いプレーを見せた。同21分には左サイドから折り返し、同29分には冨安のパスカットからMFエデゴールが惜しいシュートを放つ場面もあった。

 後半6分には左サイドから巧みなボールさばきで相手をかわしてボールをつなぎ、好機を演出。攻守で存在感を示していたが、相手の速攻で左右に揺さぶられた後半18分には目の前にスペースに走り込んだ相手右サイドバックのキミッヒにヘディング弾を決められた。

 チームはそのまま敗れ、14日のプレミアリーグ・アストンビラ戦に続く痛い連敗。アルテタ監督は「経験豊富な相手に対抗し、対戦を通じての差はわずかだった」と振り返ったが、結果として直近2試合で2冠がいずれも遠のく痛恨の幕切れ。公式戦24試合ぶりに先発した冨安にとっても苦い結果となった。