◇セ・リーグ 巨人0―4ヤクルト(2024年5月1日 東京D)

 巨人の京本真投手(20)が1日、ヤクルト戦の6回に2番手でプロ初登板。3月に支配下選手契約を勝ち取り、前日に初の1軍昇格となった右腕は、村上から始まる好打順を3者凡退に抑え「めっちゃ緊張しました。その中でもしっかり大城さんのミット信じて腕を振れた。3者凡退に抑えられて良かった」と笑顔を見せた。

 成長した姿を見せた。先頭打者は1年目の11月に行われた、侍ジャパンとの壮行試合で一発を浴びた村上。「村上さんが回ってきそうだなとずっと思っていた」という対戦で、真ん中高めに149キロの直球を投げ込んだ。左飛に抑えると「よし、今日行けるぞと思った」。サンタナを150キロ直球で見逃し三振に抑えると、山田を遊ゴロに仕留めた。

 降板後のベンチでは杉内投手チーフコーチから、初奪三振の記念球と思われるボールを渡され「(何のボールか)分からないんですけど、初登板おめでとうと言われて、ボールもらいました」と笑わせた20歳。「ようやく自分のプロ野球選手(生活)がスタートしたと思うので、今年は1試合でも多く投げて、0で抑えられるようにしていきたい」と意気込んだ。