ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳で、同投手の銀行口座から1600万ドル(約25億2700万円)以上を不正送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者が、有罪を認めることに同意したと8日(日本時間9日)、米メディアが報じた。

 米スポーツ専門局「ESPN」は水原容疑者が大谷の口座からお金をだまし取った生々しい手口も報道。「大谷になりすまして銀行に電話をかける行為を少なくとも24回行った」と司法取引の内容から報じた。

 また、その手口の1つとして、2022年2月2日に銀行Aの代表者に電話。「自動車ローン」として電信送金を依頼し、取引。6桁のコードがテキストメッセージで送信され、アカウント情報はすでに変更されていたため、水原容疑者の携帯電話に送信されたという。

 また、2023年9月には水原容疑者が歯科治療のために「6万ドルが必要だ」と大谷に伝え、大谷が小切手で渡す手配をした。ただ、「水原容疑者はそのお金を懐に入れて、代わりに大谷のデビットカードを使い、治療代を支払った」とも報じた。