大相撲の大関・霧島(27=音羽山部屋)が8日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古して計23番取った。

 大栄翔(30=追手風部屋)と7番、錦木(33=伊勢ノ海部屋)と8番、再び大栄翔と6番、最後に新入幕・時疾風(27=時津風部屋)と2番。3人を相手に連続で23番、約30分間相撲を取り続けた。

 前日は時津風一門の連合稽古で25番取っており、連日の20番超え。今月3日の出稽古では首の痛みによって8番で切り上げていたが、この日は立ち合い頭で当たれるようになっており復調ぶりがうかがえた。

 春場所前に痛めた首の状態は「どんどん良くなっている」と日に日に好感触。番数もこなせるようになり「いつも通りの霧島って感じですよ。先場所とは全然違う」と笑顔を見せた。先場所は直前3日間稽古ができず。今回はその不安も解消され「やっぱり稽古しかないですよ」と、カド番で臨む夏場所(12日初日、東京・両国国技館)へ自信を取り戻していた。