◇パ・リーグ ロッテ3―6日本ハム(2024年5月10日 エスコンF)

 ロッテの佐々木朗希投手(22)が10日の日本ハム戦(エスコンF)に今季6度目の先発。プロ入り自己最多の123球を投げたものの、5回2/3で自己ワーストタイの5失点に終わった。このまま3―6でチームは敗れ、佐々木朗は今季2敗目を喫した。

 「今話せることは何もありません」

 この日はヤンキース、マリナーズ、メッツ、ドジャース、レッズ、ダイヤモンドバックス、ブルージェイズの7球団12人のスカウトが来場。プロ5年目で北海道での登板は初めての怪物に熱視線を送った。

 2回、先頭のマルティネスに初球の156キロ直球を右翼席に運ばれた。3回は水野の右前打を許し、自身の暴投などで1死一、三塁のピンチを招いたが、郡司、マルティネスを空振り三振に倒して窮地を脱した。直後の4回表には無死一塁で4番ソトが右翼席への4号2ランを放ち、逆転に成功。佐々木は4回裏にも2死満塁招くなど苦しんだが、最後は細川を遊ゴロに打ち取ってしのいだ。

 しかし、6回、2死二、三塁で松本剛の2点適時打を浴び同点に追いつかれた。続く郡司に右前打を浴びたところで吉井理人監督が交代を告げた。初回以外は走者を背負い、与えた四球も今季最多の5と苦しい投球が続いた。

 2番手の岩下はマルティネスに四球を与え、2死満塁の窮地。続く田宮の走者一掃の適時二塁打を浴び、リードを広げられた。

 ▼ソト (4回本塁打)相手投手がいい投球をしていたのでなんとかしようと思って打席に入った。角中さんが塁に出てくれてホームランで逆転できて良かったよ。

 ▼藤岡 (5回適時打)いいところに飛んでくれました。追加点を取ることができて良かったです。