ロッテの佐々木朗希投手(22)が10日の日本ハム戦(エスコンF)に今季6度目の先発。プロ入り自己最多の123球を投げたものの、5回2/3で自己ワーストタイの5失点に終わった。このまま3―6でチームは敗れ、佐々木朗は今季2敗目を喫した。

 この日は今季ワーストの5四球と制球に苦しみ、吉井理人監督は「(あれだけ苦しむのは)初めて見ました」と首をひねった。佐々木はエスコンフィールド初登板。初めてのマウンドが影響したのかと問われると、「それはどうかわからないですけども、とにかく調子が悪かったですね」と話した。

 6回、2死二、三塁で松本剛の2点適時打を浴び同点に追いつかれ、続く郡司に右前打を許したところで指揮官が交代を告げた。「朗希を5回で替えたら、残り4イニングのリリーフ…。やっぱり朗希の後って結構難しいと思うので、できれば6回行ってほしかったんですけど、結果的にはちょっと引っ張りすぎたので、あそこは私の判断ミスです」と振り返った。

 

 この日はメジャー7球団12人のスカウトが視察したが、不完全燃焼に終わった。吉井監督は「ピッチャーって結構な感覚的にうまくいかない日ってあるんで、そんなに深刻にならなくてもいいと思います」と語った。