初の交流戦優勝までマジック2としていた楽天は15日、広島に3−4で敗れて2連敗。一方、優勝を争うソフトバンクは阪神を6−2で下して3連勝を飾った。これで2チームが12勝5敗で同率首位となり、楽天の優勝マジックが消滅した。

 優勝の可能性は楽天とソフトバンクの2球団に絞られており、ともにあすが交流戦最終戦。その勝敗次第で優勝が決まる。

 楽天はあす広島戦で松井友飛投手、ソフトバンクは阪神戦で石川柊太投手の先発をそれぞれ発表している。

 交流戦は勝率1位が優勝となるが、同率で並んだ場合は<1>勝利数<2>直接対決の成績<3>得失点差率<4>自責点率<5>チーム打率<6>23年の交流戦順位の順で優勝を決定する。

 両チームともにあすの試合に勝った場合、またはそろって敗れた場合は、得失点差率(TQB)で決まる。昨年はDeNAが史上初のTQBによる決着で初優勝を飾っており、2年連続でTQBによる優勝決定の可能性もある。