昨年は3月若松で自身初優出、9月には地元大村で初優出を果たし、24年前期(23年5月〜10月)の勝率をグッと上げた本村大。

 24年後期も粘りの走りを見せていたが、3月中旬から3カ月間欠場。今節が復帰戦となった。

 「スリットからの伸びがついている時は着が獲れるんですけどね。休みの前は自分が思い描くイメージ通りに戦えることも増えていたけど、腰を痛めてしまって。今は腰の状態も良くなって、ここからペラ調整を含めてちょっとずつですね」と現状を説明する。

 所属する長崎支部の盛り上がりも気になるところ。「桑原悠さんが兄弟子で、村上遼さんもSGに乗っているし、長崎の若手もA級が増えてきた」。負けていられない。

 「真庭明志さんが師匠です。一緒に記念で走りたい」。“長崎上昇気流”に乗り、まずは昨年のような成長ベクトルを取り戻したい。

 ◇本村 大(もとむら・だい)1999年(平11)6月5日生まれ、長崎県出身の25歳。長崎支部。2019年5月、124期として大村でデビュー。23年3月の若松一般競走で初優出を果たす。通算741戦64勝、2優出。1メートル73。血液型B。