ドジャース大谷翔平投手が28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦に「2番DH」で先発出場。4打数無安打で3試合ぶりのノーヒットに終わった。打率は.336。ドジャースは1−3で敗れて連勝は6で止まった。

■ブ軍監督「我々の外野陣は球界一」

初回1死無走者で迎えた大谷の第1打席。フルカウントからの6球目、ケビン・ガウスマンス投手が投じたスプリットを完璧に捉えた。

打球は強烈なライナーでセンター最深部へ。抜けるかと思われたが、中堅手ドールトン・バーショが背走し、最後はフェンスに激突しながら好捕。美技に阻まれたが、この一撃は打球速度106.6マイル(約171.6キロ)、飛距離402フィート(約122.5メートル)を記録。本拠地ドジャースタジアムなら本塁打となっていた打球だった。

ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、このファインプレーについて「我々の外野陣は球界で1番だ。早い回にバーショがオオタニの打球を獲ってくれたので、試合の主導権を渡さなかった」と称賛した。

■チャンスでボール球に手を出し二飛

大谷の第2打席は二直。第3打席は見逃し三振。そして、2点を追う8回無死二、三塁の好機で回ってきた第4打席。一打同点、一発出れば逆転という場面だったが、見送ればボールという高め真っすぐに手を出し、二飛に倒れた。

ロバーツ監督は試合後、ボール球をスイングした大谷について「高めのゾーンに来たボールだったので、彼なら外野に飛ばせると思ったが、打ち損じてしまった。それもベースボールというものだ」と批判は避けた。

この日を終えて得点圏打率は34打数6安打で.176となった大谷。今後の修正具合に注目が集まっている。