卓球の「サウジスマッシュ2024」は4日から本戦が開幕する。組み合わせ抽選会が行われ、対戦カードが決まった。

■シンガポールでは大苦戦

夏のパリ五輪に向けた“強化期間”とも呼べる今回のサウジスマッシュ。なかでも、団体戦で金メダルを狙う日本女子のなかで、ダブルス結成が想定される平野美宇張本美和(木下グループ)の仕上がり具合はカギを握ってくる。

そんな両者だが、発表されたドローではリウ・ヤンズー(オーストラリア)、ラム・ウイング(香港)の国際ペアと初陣。前回の「シンガポールスマッシュ」ではS.ムカルジー、A.ムカルジー(インド)ペアの異質ラバーに苦戦し初戦で敗れているだけに、順調に勝ち進みたいところ。

準決勝まで勝ち進めば、現世界ランキング1位のチョン・ジヒ、シン・ユビン(韓国)ペアと対戦の可能性がある。パリ五輪では韓国勢が中国勢に続くライバルとして予想され、平野、張本美のペアが国際大会で経験値を積めれば今後の強化へつながっていく。

パリまで約80日となったなかで迎える今回のサウジスマッシュ。団体戦でのコンビ結成が期待される平野と張本美の躍進には注目が集まる。