パリオリンピックの開幕まであと2カ月。高知県香南市出身でレスリング日本代表の桜井つぐみ選手が母校を訪れ後輩たちと汗を流しました。

23日午前7時。野市中学校の生徒たちと走るのはパリオリンピック代表のレスリング桜井つぐみ選手です。所属する群馬の育英大学のレスリング部のメンバーが全日本選抜選手権に出場中のため、23日から地元高知で練習を開始。初日は母校を訪れ相撲部の朝練に参加しました。

実は桜井選手、中学時代は相撲部に所属していました。相撲部の同級生で友人でもある高橋 新監督から「後輩たちを見てほしい」と誘われ母校にやってきたのです。

相撲場に入るのは8年ぶりだという桜井選手。後輩たちを前に見事な四股やすり足を披露しました。

また上半身を鍛える運動では桜井さんが15キロのおもりを軽々と持ち上げる一方で相撲部の部員は苦悶の表情です。

相撲部(2年生):
「基礎がしっかりできていて世界に羽ばたける人というのはこういう人だなって思った。桜井さんみたいな人になりたい」

野市中学校 相撲部・高橋 新 顧問:
「普段自分が指導しゆう時よりも生徒たちが興味津々でいい緊張感を持っていたので、すごく生徒にとっても良い経験になったと思う」

パリオリンピックを前に後輩たちとふれあい気持ちを新たにした桜井選手。本番に向けてー

パリ五輪代表・桜井つぐみ選手
「少しでも強くなって帰れるように色んなところで刺激を受けながら頑張りたい」

桜井選手の高知での練習は25日まで行われます。