宮城県栗原市の小学校で2022年、男子児童がいじめを受け、不登校になった問題で原因を究明してきた市の第三者委員会は「学校側の対応も適切でなかった」などとする報告書を市に答申しました。

栗原市のいじめ防止対策調査委員会は25日、調査結果をまとめた報告書を市教育委員会に提出しました。

TBC

栗原市では2022年、当時、小学4年生の男子児童が同級生からいじめを受けて不登校になり、市が重大事態と認定していて、調査委員会が原因究明を進めてきました。

調査委員会の久保順也委員長は報告書にまとめた具体的な内容は答えられないとした上で、「学校側にも不適切な対応があり、再発防止に向けた6つの課題について提言した」と述べました。

栗原市いじめ防止対策調査委員会 久保順也委員長:
「全ての子どもたちにとって安心安全な学校が実現できるように(提言を)生かしてほしい」

栗原市教育委員会は報告書の内容を精査し、5月中旬までに再発防止策をまとめることにしています。