5月の東北電力の電気料金は、一般家庭のモデルで4月より543円値上がりします。街の人たちの受け止めは…。

宮城県民:
「食料品だってなんだって全部上がっているんだもの(厳しいですか?)年金暮らしには厳しい」
「(電気代いくらかわかりますか?)月1万3000円くらいだと思います。下がってほしいですよね」
「今月は去年よりなんぼ上がってるって書かれているから大変。我慢して節約してる」

TBC

東北電力によりますと、5月請求分の電気料金は、使用量が一般家庭モデルで先月よりも543円値上がりして8036円となります。値上げの理由は、再生可能エネルギーの普及のため再エネの買い取り費用を電気料金に上乗せする「賦課金」の単価が5月からおよそ2.5倍に引き上げられたためです。また6月は、電気料金抑制の国の補助金が半減するため、一般家庭モデルで5月よりもさらに400円値上がりし8436円となります。燃料費調整制度のタイムラグの影響もあり、東北電力の昨年度の経常利益は2919億円、純利益は2261億円と、いずれも過去最高となりましたが、東北電力は、電気料金の値下げには慎重です。

東北電力 樋口康二郎社長

東北電力 樋口康二郎社長:
「(過去最高益踏まえ電気料金値下げなど還元策を行う予定は?)まだまだ財務基盤が回復していないことを踏まえて一定の利益水準を継続的に確保していく必要があるという認識」

国の補助金は7月には終了するため、電気料金は7月もさらに値上がりする可能性があります。