学校給食の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が体調不良を訴えた問題で、宮城県岩沼市では、牛乳を提供できない代わりにおかずの具材を増やすなどの対応を始めました。

岩沼市内では現在、小中学校8校全てで牛乳の提供が止まっていて、再開の見通しは立っていません。こうした中、岩沼市は、牛乳を提供できない代わりに乳飲料を出したり、おかずの量を増やしたりして、栄養を補うことを決めました。小学校1校では8日、なめこ汁のイモや豆腐の量を増やしたということです。

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また、塩釜市でも9日から乳飲料の「ジョア」や野菜ジュースといった代替品の提供を始めるということです。

宮城県内で東北森永乳業の牛乳を給食で提供していたのは、仙台市など12の市と町で、ほとんどの自治体では水筒を持参する対応が続いてます。

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この問題は4月25日、給食の時間に東北森永乳業の牛乳を飲んだ一部の児童と生徒が腹痛や下痢の症状を訴えたものです。仙台市の調査では、食中毒の菌は検出されておらず原因は依然としてわかっていません。