今日13日(月)は、列島を活発な寒冷前線が通過中。沖縄〜北海道にかけて所々で今年一番の大雨。高知県や静岡県では、たった12時間で200ミリ近い雨の所も。大雨の所は、雨が止んだ後もしばらくは土砂災害や川の増水に注意。関東は夕方に再び強まる雨や風にご注意下さい。

各地で今年一番の大雨 半日で200ミリに迫る大雨の所も

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昨日12日(日)〜13日(月)にかけて、日本列島を活発な前線が通過中です。前線に向かって、大雨の元となる非常に暖かく湿った空気が流れ込み、各地で今年一番の大雨となっています。

【24時間降水量の日最大値(13時まで】
高知県香美市繁藤189.5ミリ(今年一番)
静岡県天城山  189.0ミリ
神奈川県箱根町 165.5ミリ(今年一番)など

24時間降水量の日最大値と12時間降水量の日最大値はほぼ変わらないため、高知県や静岡県では、たった12時間で200ミリ近い雨が降りました。箱根町もたった12時間で160ミリを超え、今年一番の大雨となっています。

大雨・強風いつまで? 関東は夕方に再び強雨に注意

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九州や中国・四国の雨は止み、日が差している所もありますが、高知県など大雨となった所では、雨が止んだあともしばらくは土砂災害や川の増水などに注意が必要です。

近畿や東海も、夕方から次第に雨は止む見込みです。

関東は、いったん雨や風が小康状態になっている所もありますが油断禁物です。夕方に再びライン状の雨雲が通過するため、ザッと強まる激しい雨や雷雨に注意が必要です。激しい雨の時間は2〜3時間程度ですが、千葉県や茨城県など東部を中心に局地的な激しい雨に注意が必要です。

今年一番の大雨 雨が止んでも土砂災害や川の増水など注意

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大雨となった所では、雨が止んだ後もしばらくは土砂災害や川の増水などに注意が必要です。むやみに家の裏山などには、近づかないようにしましょう。

【土砂災害の前兆】
①がけや地面にひび割れができることです。
②木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
③井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
④がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。